Android Developers サイトのHello,World チュートリアルを、NetBeansを使用しWindows PC 上で行なってみた。

開発環境

JDK、NetBeans、Android SDK をそれぞれのサイトからダウンロードし、インストールする(JDKとNetBeansはセットでも配布されている)。

Android SDKの準備

・Android SDK and AVD Manager の起動
Android SDK をインストールしたディレクトリ(以後<sdk>と表記)の SDK Manager.exe をダブルクリックする。
又は、コマンドプロンプトを開き、<sdk>\tools ディレクトリに移動し、オプション無しで android コマンドを実行する。

・SDK Components のインストール
Android SDK インストール後、最初のAndroid SDK and AVD Managerの起動時には、自動的に Choose Packages to Install ダイアログが表示される。

Install ボタンを押すことで、承諾済みパッケージがインストールされる。

二度目以降や、自動で Choose Packages to Install ダイアログが表示されなかった場合は、Android SDK and AVD Manager の左パネルで Available packages を選んでから、右パネルで目的のパッケージを選択し、Install Selected ボタンを押すと Choose Packages to Install ダイアログが表示されるので、先の手順でインストールをする。

・AVD (Android 仮想デバイス) の作成
Android エミュレータを使用するのに必要な Android 仮想デバイスを作成する。
コマンドプロンプトを開き、<sdk>\tools ディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行する。

--name オプションは作成するAVDを識別する名前を定義し、--target オプションはエミュレータを実行する配備ターゲットを指定する。
※Android SDK and AVD Manager の Virtual devices でも AVD の作成が可能。

使用可能な配備ターゲットを確認するには、以下のコマンドを実行する。

作成済みAVDを確認するには、以下のコマンドを実行する。

NetBeans への Android Plugins のインストール

Android plugin for NetBeans プロジェクトサイトのインストール方法には、三つの方法が記載されている。最初の autoupdate center を使用する方法でインストールをした。
NetBeansのツールバーから ツール>プラグイン で開いたプラグインで設定タブを選び、追加ボタンを押す。

表示されたアップデートカスタマイザで、名前に nbAndroid、URLに http://kenai.com/projects/nbandroid/downloads/download/updatecenter/updates.xml を入力し、了解ボタンを押す。

プラグインの使用可能なプラグインタブで、Android を選択してインストールボタンを押す。

プラグインインストールの確認で、次へボタンを押し、ライセンス契約で、すべてのライセンス契約条件に同意するをチェックし、インストールボタンを押す。妥当性検査の警告が表示された場合は、続行ボタンを押す。

・Android SDK Location の設定
NetBeansのメニューバーで、ツール>オプションでオプションを表示し、その他のAndroidタブを選択し、SDK Location に Android SDK のパスを設定する。

Hello World アプリケーション作成

・新規 Android プロジェクトの作成
NetBeans のメニューバーで、ファイル>新規プロジェクトを選択する。
新規プロジェクトのカテゴリで Android を選択し、プロジェクトで Android Project を選択し、次へボタンを押す。

Project Data を入力し、完了ボタンを押す。
  Project Name : HelloAndroid
  Package Name : com.tutorial.helloandroid
  Activity Name : HelloAndroid
  Target Platform
      Taget Name : Google APIs 、Platform : 1.5、 API Level : 3
　　　(先に作成したAVDの target が 2なので)

Project が生成されるので、プロジェクトウィンドウで HelloAndroid > Source Packages > com.tutorial.helloandroid > HelloAndroid.java を開く。

13行目で起こっている パッケージRは存在しないエラーは、プロジェクト構築の際に HelloAndroid > Generated Source Packages > com.tutorial.helloandroid > R.java が自動生成されることで解消される。

・UI の構築
「Hello, Android」とのテキスト表示に用の TextView を使用するためにソースコードを変更する。
太字の部分が追加、変更された行。

package com.tutorial.helloandroid;

import android.app.Activity;
import android.os.Bundle;
import android.widget.TextView;

public class HelloAndroid extends Activity {
   /** Called when the activity is first created. */
   @Override
   public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
       super.onCreate(savedInstanceState);
       TextView tv = new TextView(this);
       tv.setText("Hello, Android");
       setContentView(tv);
   }
}

・アプリケーションの実行
NetBeansのメニューバーで、実行 > 主プロジェクトを実行 を選択すると、プロジェクトが構築され、Select Device が表示される。先に作成した AVD my_avd を選択して、了解ボタンを押す。

Android エミュレータが起動する。
私の環境では、もう一度主プロジェクトの実行を行うことで、エミュレータ上でアプリケーションが起動した。